2016年7月– date –
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ありがとうは商標の侵害になるか
世の中でありふれたフレーズ、普通すぎる名称は商標登録できないというルールは、国や言語は違えど変わらない当然の前提のはず。 ところが、アメリカで顧客に対する感謝の言葉、「ありがとう」というフレーズを宣伝に使ったら商標違反だとして訴えられる事... -
音商標のアジアでの浸透へ日本が旗振り
東南アジア諸国連合加盟10カ国に、日本、中国、韓国、インド、オーストラリア、ニュージーランドの6ヶ国を加えた16ヶ国によって行われている東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の席で6月13日、日本が音商標を導入するよう各国に求めていることがわかりま... -
商標登録は守りに非ず、攻めの要素もある
商標登録というと商標の権利を守るためのものでビジネスに直結しないと思っていないでしょうか。 あるいは、商標登録しただけで売上が増えるわけではないと思ってないでしょうか。 このような考え方はぜひ改めていただきたいと思います。 商標登録すること... -
商標登録の手続きを弁理士に依頼することをお勧めするわけ
商標登録するのに資格が必要だという誤解があるようですが、特に資格はいりません。 どなたでも商標登録の手続きを行うことができます。 もちろん、商標権者が自分で商標登録することも可能です。 それでも商標登録専門の弁理士に依頼するのが最良の選択で... -
まるか食品がペユングを商標登録、コピー商品第2弾でるか
ペヨングソースやきそばという商品があることをご存知でしょうか。 ペヤングではなく、ペヨングです。 見た目はそっくりで値段がオリジナルより50円ほど安いインスタントカップ焼きそばです。 これはまた豪快にパクった商品がでてきたものだと思ったらさに... -
商標登録でコルベットのニューモデル計画が判明と話題
アメリカを代表するスポーツカーとして知られるシボレーコルベットに最強のニューモデルが登場する――マニアや関係者の間でそんな話題が盛り上がっています。 事の起こりは5月16日、アメリカの知財を扱う特許商標庁の公式サイトでGMがある名称を商標登録し... -
商標登録の可否を決める審査官の横顔
商標を含む知財の占有権を認めるかどうかを審査する人たちのことを審査官と言います。 特許庁に勤める職員であり、この人たちに認めてもらわない限り、商標を登録できません。 商標登録を考えるなら、いったい審査官というのはどういう人たちなのかを知っ... -
商標の専門家から見た成功するネーミング
商標登録を専門とするようになって、会社名にしても商品名にしても、ネーミングはビジネスの将来を左右する非常に重要なポイントだとつくづく実感しています。 商品名一つで売れ行きを左右してしまうこともあるため、安易につけた商標が変に広まってしまい... -
登録商標と知らずに藤沢市がボクササイズの商標権を侵害
無断で商標を使用したとして東京都内のボクシングジム経営者が藤沢市に権利侵害を申し立ました。 市は事前に調査をせず、登録商標であることを知らずに使ってしまったようです。 市の行った事業について起こったトラブルです。 当然、営利目的の事業ではあ... -
小田原市の地域商標を巡り業者を提訴
去る5月27日、地域団体商標の侵害を巡る裁判の口頭弁論が横浜地方裁判所小田原支部で開かれました。 訴え出たのは小田原蒲鉾協同組合です。 地域団体商標として登録していた名産の小田原かまぼこの商標を勝手に使われたというのもの。 地域団体商標につい...