電話

0120-966-995

0120-123-456 営業時間:平日 10:00-17:00

記事をシェア

和歌山県の地域ブランド 


和歌山県の地域ブランド 「和歌山ラーメン」

和歌山県の地域ブランド商標の和歌山ラーメンは、和歌山県製麺協同組合によって地域団体商標に登録されました。

和歌山ラーメンはいわゆるご当地ラーメンの一種。

その歴史を遡ると戦前に端を発するそうです。

一般的に知られるようになったのは、ほんの数十年前。

いったいどのように地域ブランド化されたのでしょうか。

和歌山県の地域ブランド商標和歌山ラーメンとは

和歌山ラーメンの特徴

麺はやや細めのストレート麺で、少し柔らかめにゆで上げるのが和歌山流です。

スープは一般的な中華そば風の醤油味と、濃厚な豚骨醤油味の二通りに大別されます。

具はチャーシュー、かまぼこ、メンマ、ネギなどいたってシンプル。

なるとのかわりに渦巻き模様のかまぼこを乗せることが多いようです。

ドンブリは小さめで、昔懐かしいラーメンマーク「雷文」の模様が入った器を使う店もいまだにあります。

世間に知られるまで、和歌山県の地元では「中華そば」と呼ばれていました。

和歌山県の人は、そのラーメンが一般的な中華そばとは異なるオリジナル性があることを知らなかったようです。

和歌山ラーメンはしきたりも独特

和歌山ラーメンの特徴は、ラーメンそのものに加えて提供のされ方も、和歌山独自のものがあります。

まず、どこの店でも常備しているのが早ずしとゆで玉子です。

早ずしとは、いわゆる鯖の押し寿司のことで、これも和歌山の特産品です。

各テーブルに山積みされており、ラーメンが出来上がるまで、すしや玉子をつまんで待っているわけです。

玉子はともかく、ラーメンにすしというのも妙な取り合わせですが、和歌山ラーメンの醤油スープの味とよくあうそうです。

また、和歌山ラーメンは伝統的に麺のボリュームが少なめなので、満腹感を補うためにすしや玉子を出すようになったと言われます。

支払いの方法も独特で、和歌山ラーメンの専門店には伝票がありません。

食べ終わって帰るとき、自分が食べたものをレジで自己申告するスタイルです。

スープは2種類

和歌山ラーメンのスープは2種類に大別されます。

1.醤油系(車庫前系)

王道の中華スープで、澄んだ茶色をしており、あっさりしています。

和歌山市民の通勤の足だった路面電車の停車場に軒を並べていた屋台を発症とするスープです。

「車庫前系」と呼ばれ、和歌山ラーメンの主流です。

2.豚骨醤油系(井出系)

伝統的な醤油味をベースにした、コクのある豚骨醤油スープです。

スープを開発した井出商店にちなみ「井出系」と呼ばれます。

最初に有名になったのは「井出系」だったため、後発であるにもかかわらず、県外では「和歌山ラーメン」といえば豚骨醤油という認識が広がったようです。

現在は、伝統的な車庫前系や人気の井出系に捉われない新たなスープを独自に考案している店もあり、和歌山ラーメンはいまも進化を続けています。

和歌山県の地域ブランド商標和歌山ラーメンの歴史

発祥は昭和15年

和歌山ラーメンの発祥は、老舗ラーメン店「丸高」の高本光二さんが、昭和15年に屋台でラーメンの提供したのが始まりと言われています。

ラーメンの素材である中華食材が手に入りにくかった当時、高本さんは地元和歌山で手に入る鰹節やじゃこ、醤油などでなんとか中華そばらしい味を作り、麺も手作りしていたのです。

高本さんの経営する屋台は人気になり、多い時には手伝いを8人も使っていたそうです。

そのうち、高本さんのもとで働いていた人たちが独立して屋台を構えるなどして、味が受け継がれていきました。

路面電車の沿線に屋台が広がる

屋台ラーメンは客を求めて人出の多いところに集まるようになり、和歌山市民の足であった市電の駅に中華そばの屋台が立ち並ぶようになりました。

特に激戦区だったのが市中心部に位置していた車庫前駅周辺です。

味に自信のある屋台ラーメンが競い合うことで相乗効果を生み、名物のようになったことから後に「車庫前系」と呼ばれるようになりました。

豚骨醤油スープは失敗作が元になった

高本さんが生み出した醤油ベースのスープが地元の味として広がっていく一方、戦後になると豚骨スープ味が新たな和歌山名物として加わりました。

最初に豚骨醤油スープを使ったラーメンの提供を始めたのは、昭和28年に創業した「井出商店」の店主、井出つや子さんです。

井出さんも当初は和歌山伝統の醤油味のスープでラーメンを作っていましたが、あるとき、火加減を誤りスープが煮詰まってしまいました。

完全な失敗作です。

ところが、煮詰まったスープを飲んでみると、コクがあっておいしかったのです。

そこで、井出さんは改良の末に、コクのある豚骨醤油味を開発したところ、濃厚な味が人気を呼び、和歌山ラーメンに新たな道が開かれたというわけです。

当初、特に呼び名はなく、伝統の醤油ベースのラーメンも、井出さんが生んだ豚骨醤油も同じく中華そばと呼ばれていました。

それが呼び分けわけられるようになったのは、1998年から1年間、横浜のラーメンテーマパーク「新横浜ラーメン博物館」に期間限定出店することになったことがきっかけです。

和歌山ラーメンの人気を二分する味を呼び分けるために、ラーメン博物館の関係者が、それぞれ車庫前系、井出系と名付けたのが最初ということです。

参考:
和歌山県情報館
和歌山県
和歌山市観光協会
新横浜ラーメン博物館

和歌山ラーメンの商標登録の情報

登録日 平成18年(2006)11月17日
出願日 平成18年(2006)4月1日
先願権発生日 平成18年(2006)4月1日
存続期間満了日 平成28年(2016)11月17日
商標 和歌山ラーメン標準文字商標
称呼 ワカヤマラーメン
権利者 和歌山県製麺協同組合
区分数
第30分類 和歌山県産のスープ付き中華そばのめん【類似群コード】32F03

商標登録の経験を積んだ弁理士は、圧倒的に東京に一極集中しています。
このため、地方の事業主の方々においても、商標登録は、東京の事務所にご依頼されることをお勧めしております。
地方の事業主でも商標登録は東京の弁理士に依頼すべき3つの理由

私たちアイリンク国際特許商標事務所は、中小零細企業や個人事業主さまを応援しています↓


2016年12月22日 作成
2017年10月19日 更新

次のページ和歌山県の地域ブランド 「しもつみかん」

「商標登録されている地域ブランド」 の記事


「商標登録されている地域ブランド」の目次へ

こんな記事も読まれています