電話

0120-966-995

0120-123-456 営業時間:平日 10:00-17:00

記事をシェア

鹿児島県の地域ブランド 


鹿児島県の地域ブランド 「本場奄美大島紬(ほんばあまみおおしまつむぎ)」

鹿児島県の地域ブランド商標である本場奄美大島紬(ほんばあまみおおしまつむぎ)は、本場奄美大島紬協同組合によって地域団体商標に登録されました。

鹿児島県の大島紬。

着物や織物に関心のない人でも、その名を聞いたことがあるはずです。

あまりにも有名。

どれだけすごいかというと、フランスのゴブラン織、ペルシャ絨毯とともに、世界三大織物の一つといわれるほどです。

世界とはすごい。

いったいなぜ、本州の最南端、鹿児島県沖の小さな島国から、世界的な織物が誕生したのでしょうか。

鹿児島県の本場奄美大島紬とは

特殊な染色法

鹿児島県発祥の大島紬は、奄美大島に自生するテーチ木の煮汁と泥土による特殊な染色法を使って染め上げた手織の紬です。

テーチ木は別名車輪梅(しゃりんばい)とも呼ばれ、亜熱帯地方に分布するバラ科の常緑低木です。

テーチ木を煮出した汁で茶褐色に染めた後、泥水の中で揉み込むことで、化学反応によって黒に染まるのです。

大島紬の生産地ではこの染色法により、独特な渋みのある色合いを作り出しました。

織の技術も高く、軽くて暖かく、着崩れしにくい上、着込むほど肌になじむ着心地の良さが特徴です。

1975(昭和50)年には、経済産業大臣により伝統的工芸品に指定されました。

本場奄美大島紬の定義

本場奄美大島紬協同組合が定める本場奄美大島紬の定義は次の5つ。

  1. 絹100%
  2. 先染め手織り
  3. 平織り
  4. 手作業により、締機(しめばた)で経緯(たてよこ)絣及び緯絣(よこがすり)を加工する
  5. 手機(てばた)で経緯絣及び緯絣を絣合わせして織上げる

先染めとは、糸を染めた上で織上げる技法のこと。

締機は絣糸(かすりいと)を作る技法の一種。

絣糸(かすりいと)とは、まっさらの糸を締め用の糸でしばるなどすることで、染まらない白い部分を作った糸のこと。染まっていない白い部分が織り上げたとき、布の模様を作りだします。

平織りとは、たて糸とよこ糸を交互に浮き沈みさせて織る技法のこと。

本場奄美大島紬商品履歴システム

大島紬の品質の管理、ブランド力を高めるために生産者が行っている取り組みの一つが「本場奄美大島紬商品履歴システム」の提供です。

大島紬の認定を受けると、反物には組合が認めたことを示すシールが張られます。

このシールにはそれぞれ固有のシリアル番号が刻印されており、この番号を組合のサイトの専用ページに入力すると、製造履歴や生産に携わった人の写真入りプロフィールなど観覧できるシステムです。

鹿児島県の本場奄美大島紬の歴史

初期の大島紬

大島紬の発祥は定かでありませんが、少なくとも9世紀ごろには、古代植物染めによる褐色紬が朝廷に貢献されていたようです。

もともとは、手紬糸(無撚糸)を使って織られ、島民が自家用に使用していたものですが、品質がよいため、1720年(享保5年)頃、薩摩藩は『紬着用禁止令』を発布。島民が大島紬を使用することを禁じ、すべて薩摩藩への貢物として作らせました。

泥染めの開始により全国的な人気に

明治時代になり薩摩藩の管理を解かれると、島では大島紬を地域の特産品として全国的に売り出しました。

この頃には、大島紬の代名詞でもある泥染めが定着し、褐色紬ではなく現在の黒い紬が生産されています。

泥染めの渋い絣紋は当時から人気でした。

世界の大島紬になるまで

特産物として全国に販売されるようになると、生産の改良が次々に行われます。

絣調整技術の考案、地機から高機への転換、締機による織絣法の開発などです。これらの技術開発により、高品質な大島紬が大量に生産できるようになりました。

さらに、1901(明治34)年には、鹿児島県大島紬同業組合(現在の本場奄美大島績協同組合の前身)が設立され、品質検査がスタートしています。

第二次世界大戦により大島紬の生産は一時的にストップしますが、戦後、生産組合が復活。

さらに、従来の泥染の大島紬だけでなく、泥藍、色大島、草木染などの新商品を送り出すなどの取り組みにより、世界に誇る織物として発展していったのです。

参考:
本場奄美大島紬協同組合
大島紬美術館
本場大島紬織物協同組合

本場奄美大島紬の商標登録情報

登録日 昭和63年(1988)12月19日
出願日 昭和60年(1985)2月1日
先願権発生日 昭和60年(1985)2月1日
存続期間満了日 平成30年(2018)12月19日
商標 本場奄美大島紬∞草木泥染∞本場奄美大島紬協同組合
称呼 ホンバアマミオーシマツムギ,クサキドロゾメ,ホンバアマミオーシマツムギキョードークミアイ
権利者 本場奄美大島紬協同組合
区分数
第24分類 奄美大島に由来する製法により生産された紬織物(畳べり地を除く)【類似群コード】16A01
登録日 平成18年(2006)12月22日
出願日 平成18年(2006)4月1日
先願権発生日 平成18年(2006)4月1日
存続期間満了日 平成28年(2016)12月22日
商標 本場奄美大島紬
称呼 ホンバアマミオーシマツムギ,アマミオーシマツムギ,アマミツムギ,オオシマツムギ
権利者 本場奄美大島紬協同組合
区分数
第24分類 奄美大島産の紬織物【類似群コード】16A01

商標登録の経験を積んだ弁理士は、圧倒的に東京に一極集中しています。
このため、地方の事業主の方々においても、商標登録は、東京の事務所にご依頼されることをお勧めしております。
地方の事業主でも商標登録は東京の弁理士に依頼すべき3つの理由

私たちアイリンク国際特許商標事務所は、中小零細企業や個人事業主さまを応援しています↓


2016年12月23日 作成
2017年11月02日 更新

次のページ鹿児島県の地域ブランド「薩摩焼」

「商標登録されている地域ブランド」 の記事


40. 大分県の地域ブランド (2)

41. 宮崎県の地域ブランド (1)

42. 鹿児島県の地域ブランド (4)

43. 沖縄県の地域ブランド (5)

「商標登録されている地域ブランド」の目次へ

こんな記事も読まれています