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岐阜県の地域ブランド 


岐阜県の地域ブランド 「山岡細寒天」

岐阜県県の地域ブランド商標、山岡細寒天(やまおかほそかんてん)は、平成18年(2006)12月8日、岐阜県寒天水産工業組合によって地域団体商標に登録されました。

岐阜県の山岡市は寒天の生産で日本一、全国シェアは8割を超えます。

ところで、寒天と言えば原料は天草、つまり、海藻です。

岐阜県は海のない県で、四方を深い山に囲まれた地域です。

なぜ、海のない岐阜県で寒天の製造が盛んになったのか、そこには地域特有の事情があったようです。

岐阜県の地域ブランド山岡細寒天

100%天草と水だけで作られる寒天

寒天には棒寒天や粉寒天などの種類があり、それぞれに製造法や原料が少しずつ違います。

岐阜県の山岡細寒天は、天草と水だけで作られる100%天然素材の寒天です。

数ある寒天の中でも岐阜産の山岡細寒天は品質がよいとされ、高級和菓子の原料として取り引きされてきたため、一般に出回るのはわずかです。

なぜ、山岡細寒天は品質が高いと言われているのでしょうか。

それは、海のない山ばかりの県、岐阜県でなぜ天草を原料とする寒天の生産が盛んなのかという疑問の答えに通じます。

海のない岐阜県で寒天づくりが盛んな理由

寒天の製造工程は以下の通りです。

原料の天草を釜茹でにして、煮だした汁を型に流し込み、羊羹状に成型し、細い棒状に切ります。

細い棒状の物のことを心太と言います。

心太を干して乾燥させ、水分をすっかり抜いた状態が寒天です。

この水分を抜く過程で必要なのが「凍結」と「乾燥」です。

冷蔵設備がない時代、寒天の生産は気温の低い冬期に行われていました。

夜の間に心太の中の水分が凍結し、昼間、日差しと風によって凍っていた水分が気化することによって、だんだん乾燥が進んでいきます。

つまり、昼と夜の寒暖の差が激しく、かつ、雪や雨があまり降らない(雨や雪に含まれる汚れが寒天にしみ込んでしまう)地域が寒天づくりに適しています。

まさに、岐阜県の山間部の気候が、寒天づくりにうってつけだったのです。

岐阜県の地域ブランド山岡細寒天の歴史

寒天の生産量日本一を誇る岐阜県恵那市山岡町で寒天の生産が始まったのは昭和初期と言われます。

実は、最初に細寒天づくりを始めたのは山岡町ではなく、隣の岩村町だったそうです。

稲刈りが終わったあとの冬場の農家の副業として生産が始まったものでした。

岩村町に倣って山岡町でも寒天栽培を始めたところ、より気候にあっていたようで、やがて山岡町での生産量が拡大していきました。

最盛期には寒天製造業者が100社以上存在していたと言われています。

現在では、安い外国産などに押され、21社にまで減少。

こうした事態に対して、岐阜県寒天水産工業組合、恵那市山岡観光振興公社、地元の岐阜女子大学による産学官連携の共同プロジェクトによって、寒天の新たな利用法の開発や販路開拓などが行われているということです。

岐阜県の地域ブランド山岡細寒天のこれから

寒天はカロリーがほとんど含まれていない半面で、食物繊維が豊富に含まれていることから、健康的な食材としての有用性に注目が高まっています。

食物繊維の含有率では、同じく海産物で食物繊維が多い食品として知られるひじき、わかめよりも多く、その含有量は80%以上。

つまり、ほとんど食物繊維の塊のようなものです。

食べても太らず、また、体内に消化しきれず残ってしまった老廃物の排出を促し、胃腸の働きを助けることから、肥満防止、糖尿病や大腸がんの予防が期待されています。

こうした寒天の効果を利用するため、現在では和菓子の材料だけではなく、

  • 寒天サラダ
  • 寒天ラーメン
  • 寒天ゼリー

などのアレンジ食材が盛んに開発されています。

寒天の名前の由来

ところで、寒天はなぜ寒天というのでしょうか。

語源は「寒ざらしのところ天(心太)」の意味です。

製造法を思い出してもらうと分かる通り、心太を寒空に干して乾燥するところから、この名がつけられました。

その製造法の発見はまったくの偶然でした。

江戸時代初期の1685年、京都の旅館美濃屋の主人が、食べ残した心太を戸外に放置したところ、数日後、すっかり乾燥した状態のものが出来上がっていました。

寒い時期だったために、たまたま凍結乾燥されたようです。

主人はふとした思いつきから、乾燥した心太を水で戻して食べてみたところ、生のものより美しく、海藻臭さが抜けていることに気づき、食材として使えるのではないかと発案したのがきっかけということです。

参考:
岐阜県 商工労働部
山岡駅かんてんかん
恵那市観光協会
岐阜県お土産マップ
岐阜県中小企業団体中央会

山岡細寒天の商標登録情報

登録日 平成18年(2006)12月8日
出願日 平成18年(2006)4月29日
先願権発生日 平成18年(2006)4月29日
存続期間満了日 平成38年(2026)12月8日
商標 山岡細寒天
称呼 ヤマオカホソカンテン,ヤマオカボソカンテン,ヤマオカカンテン
権利者 岐阜県寒天水産工業組合
区分数
第29分類 岐阜県恵那市山岡町産の細寒天【類似群コード】32F02

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2016年12月22日 作成
2017年10月23日 更新

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