岐阜県の地域ブランド 「みずなみ焼」

岐阜県の特産品、みずなみ焼は、国内の陶磁器生産量60%を誇る我が国の一大焼き物ブランド美濃焼の一種です。

なかでもみずなみ焼はデザインへのこだわりが強いのが特徴です。

伝統を継承するだけではなく、新たなデザインの創作にも取り組み、伝統と革新の融合による器づくりは定評があります。

目次

岐阜県の地域ブランド商標みずなみ焼とは

岐阜県の伝統的なみずなみ焼といえば、一点のシミもない抜けるような白さが特徴の白磁として有名でしたが、近年では、若いデザイナーを積極的に登用するなどし、斬新な色柄・形のものが多く登場しています。

伝統を継承するばかりではなく、古い伝統を重んじながら、時代に合わせた新たな創作を加えていくのが岐阜県のみずなみ焼の本当の特徴かもしれません。

そもそも、一般に美濃焼と呼ばれる陶磁器は、他の地域の有名な焼き物ある有田焼や信楽焼など一定の様式を持っているブランドと異なり、地域によってまったく様式が異なります。

陶器に適した良質な粘土が採取されることから、焼き物が盛んになった美濃の地では、それぞれの地域の職人たちが切磋琢磨し、オリジナル性の高い作品づくりを目指してきました。

その精神が現在でも受け継がれていることが、一大産業に発展している秘訣かもしれません。

岐阜県のみずなみ焼の歴史

岐阜県瑞浪市の南部に位置するその名も陶町がみずなみ焼の故郷です。

伝承によれば、文明7年(1475)、武蔵国(現在の埼玉県)で相馬焼を学んだ加藤左衛門が陶町に移り住み大川窯を開いたのが美濃焼の始まりと言われます。

ということは、みずなみ焼は美濃焼の元祖でもあるわけです。

その後、加藤左衛門の子弟達が瑞浪一帯で焼き物の釜を開き、焼き物づくりが次第に地域の産業となっていきました。

時代は流れて1574年、4代加藤与左衛門の時代に、美濃の地を支配していた織田信長が焼き物を奨励する政策を築いたことで、その後の発展が決定づけられました。

みずなみ焼の商標登録の状況

登録日 平成19年(2007)12月7日
出願日 平成18年(2006)5月6日
先願権発生日 平成18年(2006)5月6日
存続期間満了日 平成29年(2017)12月7日
商標 みずなみ焼(標準文字商標)
称呼 ミズナミヤキ
権利者 瑞浪陶磁器工業協同組合、恵那陶磁器工業協同組合
区分数
第21分類 瑞浪産の陶磁製食器類【類似群コード】19A03
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