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岐阜県の地域ブランド 


岐阜県の地域ブランド 「飛騨牛乳(ひだぎゅうにゅう)」

岐阜県の地域ブランド商標である飛騨牛乳(ひだぎゅうにゅう)は、飛騨酪農農業協同組合によって商標登録されました。

同組合は飛騨高原牛乳でも地域団体商標を登録しています。

北アルプスに囲まれた岐阜県の飛騨地域は昔から酪農が盛んでしたが、飛騨牛乳が地域ブランドになるまでには並々ならぬ苦労があったようです。

岐阜県の地域ブランド商標飛騨牛乳とは

飛騨牛乳と呼べるのは

「飛騨牛乳」または「飛騨高原牛乳」と呼べるのは、岐阜県の飛騨で生産された搾りたての生乳を、飛騨酪農農業協同組合の牛乳処理プラントで製造した牛乳のみです。

低温殺菌と成分無調整によって生産される飛騨牛乳は、牛乳の美味しさそのままを味わえます。

容器は昔懐かしい180cc入りのビン容器。

紙パックはありません。

販売方法も、これまた懐かしい個別配達方式が中心です。

酪農に適した地の利と地域を上げた品質向上の努力

四方を山に囲まれ、済んだ空気ときれいな水に恵まれ、夏でも涼しい高原地帯にある飛騨地方は、酪農に適しており、明治初期から乳牛が飼われていました。

そうした地の利に加え、飛騨の酪農家は協力して地域ブランドの育成と管理を行っています。

まず、良質な飼料を安定的に入手するため、稲を発酵した飼料を地域の酪農家が共同で開発し、自給自足を行っています。

また、飛騨酪農農業協同組合の組合員は進んで牛群検定を受けています。

牛群検定とは、一般財団法人家畜改良事業団が運用する乳用牛改良の基盤事業のことで、検定参加団体・個人から毎月検体の提供を受け、成分分析などを行い、その結果を酪農家にフィードバックし、飼料や育成方法などの改善に役立てるものです。

参加は任意ですが、岐阜県飛騨の酪農家は全員加盟しています。

また、飛騨の酪農家が搾った生乳は、飛騨酪農農業協同組合が運営するミルクプラントでのみ製造されることで、一定の品質が保たれています。

岐阜県の地域ブランド商標飛騨牛乳の歴史

飛騨牛乳の誕生は明治時代

日本に牛乳が伝えられたのは飛鳥時代とされ、意外に歴史は古いものの、それから江戸時代末期に至るまで、日本人に牛乳を飲む習慣はありませんでした。

乳牛の数も少なく貴重なものだったため、主に薬として使われていたようです。

幕末になってようやく、日本でも本格的な乳牛の飼育が始まりました。

飛騨で乳牛が飼育されるようになったのは、1882(明治15)年、永田吉左右衛門と森七左右衛門の二人が在の高山市に創業した盛乳舎が最初です。

これが後の飛騨酪農農業協同組合に発展していくのですが、当時はまだ生産量も少なく、一般に普及するまでには至りませんでした。

し烈な販売合戦が巻き起こった昭和時代

風向きが変わったのは昭和初期のことです。

昭和4年、高山町(当時)で乳牛を飼っていた農家が共同で、無限責任三福寺牛乳販売購買利用組合を発足し、共同で牛乳の販売を開始したのです。

当時はまだ酪農だけで経営できる時代ではなかったので、農家が兼業で乳牛を育てることが多く、農家が搾乳した牛乳を農乳と呼んでいました。

農乳を農家が自分たちで直接消費者に販売した例がなく、県でも対応に手間取り、販売許可が下りるまで数か月かかったということです。

三福寺牛乳販売購買利用組合は、1本10銭が相場だった牛乳市場に、半額の5銭で販売に踏み切り、急速に売上を伸ばしました。

すると、先に牛乳販売をしていた業者も黙っていません。

このとき、地域トップだったのは、明治時代に長田と森が創業した盛乳舎の後継起業であった飛騨牛乳株式会社です。

飛騨牛乳でも組合に対抗して値下げを断行し、また、景品をつけるなどサービスも強化しました。

すると今度は組合側が対抗してというように、いつか過当競争になり、お互いに疲弊してしまったのです。

そこで、昭和7年、三福寺牛乳販売購買利用組合は、ライバル関係にあった飛騨牛乳、山田滋養舎に呼びかけ、斐太共同牛乳販売組合として統合を図り、共生していくようになったのです。

戦後になると、日本に欧米のパン食文化が一気に流入。学校給食でも牛乳が導入されるなどして、生産量は一気に拡大。

飛騨地域の酪農家もこの波に乗り、近代産業への脱皮を図り、現在にいたっているということです。

飛騨牛乳のロゴ商標の由来

飛騨酪農農業協同組では、飛騨牛乳と飛騨高原牛乳という2つの商標を地域団体商標として登録しています。

が、実は、最初に商標登録したのは名称ではなく、ロゴマークでした。

飛騨牛乳のロゴ商標を地域団体商標として登録したのは平成9年(1997)4月25日のことです。

ロゴマークは、飛騨の頭文字である“ひ”の字が牛の顔になっていることがわかります。

このデザインが採用されたのは昭和40年のこと。全国に公募して集まった作品から選考したものでした。

組合のシンボルマークとして使われていたものを、地域ブランドの商標としてそのまま採用したわけです。

参考:
飛騨酪農農業協同組合 トップページ
飛騨酪農農業協同組合 組合のご案内
ムソー
全国のローカル乳業

岐阜県の地域ブランド商標飛騨牛乳の商標登録情報

登録日 平成9年(1997)4月25日
出願日 平成6年(1994)5月18日
先願権発生日 平成6年(1994)5月18日
存続期間満了日 平成29年(2017)4月25日
商標 飛騨 牛乳
称呼 ヒダギューニュー
権利者 飛騨酪農農業協同組合
区分数
第29分類 牛乳【類似群コード】31D01
登録日 平成18年(2006)12月8日
出願日 平成18年(2006)4月1日
先願権発生日 平成18年(2006)4月1日
存続期間満了日 平成38年(2026)12月8日
商標 飛騨牛乳
称呼 ヒダギューニュー
権利者 飛騨酪農農業協同組合
区分数
第29分類 飛騨産の牛乳【類似群コード】31D01
登録日 平成19年(2007)3月2日
出願日 平成18年(2006)4月13日
先願権発生日 平成18年(2006)4月13日
存続期間満了日 平成29年(2017)3月2日
商標 飛騨高原牛乳
称呼 ヒダコーゲンギューニュー,ヒダギューニュー
権利者 飛騨酪農農業協同組合
区分数
第29分類 飛騨高原産の牛乳【類似群コード】31D01

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2016年12月22日 作成
2017年10月23日 更新

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