福井県の地域ブランド 「若狭かれい」

古代から皇室・朝廷に献上する食べ物を採取していた御食国(みけつくに)として知られた福井県の若狭。
その若狭の中でも、若狭かれいは、「雲上の珍美」と呼ばれるほどの高級品にして、最上の美味とされます。
実際に現在でも皇室への献上が続けられていることが、高いブランド力を有している背景にあります。
福井県の地域ブランド商標、若狭かれいとは
若狭湾で獲れるかれいの種類は35~40におよぶとされますが、そのうちアマガレイと呼ばれる種類を地元では「若狭かれい」と呼びます。
上品な甘さが特徴で、旬を迎える秋から冬にかけて、産卵前を迎える前のメスのかれいは身が厚く、脂がのって特に美味だと言われます。
比較的に淡白な肉質ですが、一夜干しにすることで身がしまって味が凝縮され、ほどよく水分が抜けてしっとりと状態のまま、軽く焼いて食べるがおつです。
販売店の軒先に、干された状態の若狭かれいがズラリと吊り下げられているのが、若狭の冬の風物詩ともいえます。
特に子持ちのものは卵巣が透けてピンク色をしているため、お祝いの贈答用としても縁起がよいとされます。
福井県の地域ブランド商標若狭かれいの歴史
若狭湾は日本海の暖流と寒流がぶつかる好漁場で、ぐじやふぐなどの高級魚が獲れることもでも有名です。
古くは飛鳥時代や古墳時代から、時の帝に献上される食材が若狭で調達されていました。
一時期、その伝統が途絶えていましたが、福井県では昭和60年、若狭かれいの皇室への献上を再開。
身が大きく、脂の乗った最高級品75枚を厳選し、15枚ずつ竹かごに詰めて5宮家へと送っているそうです。
参考:
福井県農林水産部販売開拓課
小浜市産業部商工観光課観光振興グループ
若狭カレイの商標登録情報
登録日 | 平成19年(2007)4月13日 |
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出願日 | 平成18年(2006)4月6日 |
先願権発生日 | 平成18年(2006)4月6日 |
存続期間満了日 | 平成29年(2017)4月13日 |
商標 | 若狭かれい |
称呼 | ワカサカレイ,ワカサカレー |
権利者 | 小浜市食品加工協同組合、小浜魚商協同組合 |
区分数 | 1 |
第29分類 | 若狭湾産ヤナギムシカレイの干物【類似群コード】32F01 |
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2016年12月23日 作成
2017年10月30日 更新
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