悪意ある商標の出願が多発、特許庁が注意呼びかけ
去る5月17日、自らの商標を他人に商標登録出願されている皆様へ(ご注意)という一文が特許庁の公式ページで公開されました。 何者かが他人の商標の先取りとなるような商標登録を大量に出願しているので注意をしてほしいということです。 他人の商標を勝手に商標登録する...
中国で弘前が商標出願され市が異議申し立て
中国で弘前の名称が商標出願されていることが弘前市の調査で判明しました。 市では、庁内の関係6課による対策チームを4月に設置。 農協や商工団体と共同で異議申し立ての準備を進めているということです。 参考:中国で「弘前」商標出願 異議申し立てへ
海外の抜け駆け商標登録“冒認出願”で国が対策
中国や台湾で日本の地域名や地域ブランド名を現地の企業が勝手に商標登録してしまうケースが相次いでいます。 商標登録が通ってしまうと、日本企業や地域ブランドの現地でのビジネスに大きなリスク要因となります。 個別事例ごとに対応してきましたが、被害が後を絶たないことから、特許庁は対策強化に乗り出しました。 中台で日本の地...
韓国の商標を中国企業が勝手に取得
日本の地名や有名な企業、ブランドが中国で勝手に商標登録され問題になっています。 これは何も日本に限ったことではなく、お隣の韓国でも同様の問題が起こっているということです。 背景には中国でも吹き荒れた韓流ブームの影響もあるようです。 勝手に登録された商標は1000超 横城韓牛(ハヌフェ...
本物を売ったために商標法違反で逮捕
マイクロソフトの基本ソフト、Windows10Proのプロダクトキーを販売したとして中国人の男が逮捕されました。 逮捕容疑は商標法違反。 男が売っていたプロダクトキーは本物です。 本物を売っていたのに逮捕されるとはどういうことでしょうか。 本物を売っていたのだから違法性はないか 警...
商標登録しないまま商標を使っていることのリスク
商標登録することにより、手数料がかかるとか登録後の管理運用の手間がかかるなど若干のデメリットがないではありません。 *詳しくは、[POST_LINK id="255"]にまとめてあります。 それでも商標登録をお勧めする理由は、商標登録しないまま商標を使い続けていることのデメリットがはるかに大きいからです。 具体的に商標登録しないまま商...
商標権のライセンスについて
商標登録をした商標は、自分で使うだけでなく一定の条件で他人に貸し出すこともできます。 これを商標のライセンスと言います。 自分自身の商標権を失うことなく、第三者に貸し出すことでブランド力の向上を図るだけではなく、ライセンス収入を得ることもできます。 では商標のライセンスとはより具体的にどのようなもので、実際の運用はどのよう...
商標登録によって直接的な利益を得る方法
商標登録をためらう理由として、「商標登録してもお金にならない」という意見があります。 確かに、目に見える利益があがりにくいことはあります。 しかし、商標の侵害を防ぐことで売り損ないをなくしたり、あるいは、ブランド形成を図ることで販売促進につなげるなど、ビジネスに有益な効果があるのは言うまでもありません。 さらに、めったにな...
特許庁が商標侵害の最低賠償額を設定へ
登録した商標を勝手に第三者が使って営業した場合、権利侵害を訴え、使用の差し止めを勧告できるだけではなく、被った損害を賠償請求できます。 しかし実際には、使用の差し止めはできても賠償請求のハードルが高かったのが実際のところです。 ところが、特許庁が2016年2月、最低賠償額を設ける方針を固めたようです。 こ...
PPAPの商標にかかわる問題はまだ決着していない
2016年末に動画投稿サイトから火が付き、世界的な大ヒットになったピコ太郎さんの楽曲PPAPにかかわる商標を、まったく無関係の大阪の会社が勝手に商標登録出願していた問題が世間の関心を集めました。 騒動が発覚した当初、テレビの情報番組などでも盛んに取り上げられ、また、ネット上でも様々な人が様々な意見を発信しており、いろいろな意味で話題を呼びました。 騒動から少したった...