ポケモンGO日本での配信の遅れは商標が原因か

任天堂が提供するスマートフォン用ゲームアプリであるポケモンGOが世界的なムーブメントを起こしています。

街中のスマホをかざしながら歩いていると、あら不思議、そこにいないはずのポケモンが画面上に現れ、ボールを投げてうまくヒットすると原作ゲームさながら、ポケモンがゲットできるというゲーム。

世界中で子供はおろか大人まで夢中になっていますが、発祥の地である日本では7月19日現在、配信日が未定のまま。

いったいなぜ本家の日本での公開が遅れているのか、いろいろな憶測が広がっています。

目次

世界中で大人気のポケモンGOだが日本での解禁は未定

もういまさら説明する必要もないと思いますが、念のためにポケモンGOとは何かというところからざっと説明しましょう。

ひと言でいうと、ゲームやアニメなどで人気のキャラクターであるポケットモンスターを扱ったスマートフォン向けゲームアプリです。

通常のゲームは基本的に屋内向けで、ゲーム世界の中でプレイが完結するものですが、このゲームの斬新なところは現実世界の中でポケモンを見つけ、ゲットし、育成してライバルと対戦する、という原作の世界感を体現したところにあります。

アプリを起動すると、カメラ機能がONになり、目の前の景色が画面に映し出されるわけですが、ある場所に行くとその場にいないはずのポケモンが画面に現れます。

GPS機能と連動し、予め設定された特定の座標にスマホをかざすとポケモンが現れるようになっているのです。つまり、スマホを持って、カメラをかざしながら、ポケモンを探して歩きまわることになるわけです。

原作ゲームでも、登場人物たちは旅のパートナーとなるポケモンを探すところから話が始まります。

そうして、ポケモンを見つけると、モンスターボールという捕獲機を投げてうまくポケモンにヒットすればゲットできるという寸法。

この世界観をゲームの中で再現したものなのです。

ゲームというと、画面にかじりついているようなことが多く、健康に悪い、家にこもりきになる、といった批判があり、そこで、現実世界の中でアクティブに活動する要素をゲームに取り入れたものです。

参考:ポケモンGO公式サイト

開発したのはポケモンの生みの親である任天堂とアメリカのシステム開発会社で、7月6日に世界に先駆けてアメリカでリリースされるとまたたくまに人気に火がつき、主要ユーザーである子供だけなく、老若男女が夢中になりました。

街中ではスマホをかざしながら歩き回るポケモンGOプレイヤーの姿がそこかしこにあふれ、あまりに夢中になり過ぎて転んだり、電柱に激突したりといった事故が多発して問題視されるなど社会現象を巻き起こしていまっす。

7月19日現在、アメリカのほか、EU各国、オーストラリアなどで順次アプリの配信が始まっていますが、どこでもたちまち大人気です。

ところが、本家のはずの日本では2016年公開ということになっていますが、いまだに配信日すらリリースされていないのが現状です。

日本でも配信されれば爆発的な人気になることは間違いないのに、なぜ公開が遅れているのか。

任天堂からも特に説明がないことからいろいろな憶測を呼んでいます。

ポケモンGOの商標はすでに登録出願済みだが

日本での解禁が遅れている理由について有力な説は、サーバーの準備が整っていないという問題です。

海外でもあまりにアクセスが集中し過ぎて、すでにサーバダウンなどのトラブルが起こっているようです。

日本で配信が始まると、諸外国以上の爆発的ヒットになることは必至で、このためシステム基盤の準備を念入りに行っているという噂です。

ただし、この説は任天堂側が否定も肯定もしていません。

別な説として有力視されているのが商標登録の遅れではないか、というものです。

アニメやゲームと言えば、コラボ企画がマーケティングの常套手段です。

アニメの配信スタートと同時に関連グッズやキャンペーンを一斉にスタートさせ、相乗効果で一気に実績を積み上げるわけです。

そのためには、関連する商標を抑えておかなければなりません。

調べてみたら、すでにポケモンGOの商標は登録済み、ないし審査中でしたが、一つだけ気になるのは、異議申し立てのための公告になっている商標登録があることです。

その商標は「Pokemon GO Plus」。

理由は不明ですが、ひょっとしたら商標にまったがかかっている状態を払しょくするタイミングを計っているのかもしれません。

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