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商標関連時事コラム 


松岡修造氏イベントで五輪の話題に触れたことから騒動に

スポーツキャスターの松岡修造氏が7月7日、都内で行われた微炭酸飲料の発売イベントに登場。

日本一熱い男は間近に迫ったオリンピックリオネジャデイロ大会にかけて、五輪のキャスターと炭酸飲料の仕事に今年一年かけると宣言、大いに会場を沸かせました。

ところが、イベント終了後、松岡氏が語った「五輪」の文言をめぐって騒動が勃発。

果たしてその顛末は。

イベント終了後に主催者が放ったひと言

イベントを主催したのはサントリー食品インターナショナル。

松岡さんがイメージキャラクターを務める「C.C.レモン 修造おみくじ付ボトル」の発売を記念したイベントでした。

会場に登場した松岡さんは、のっけからハイテンションで、この日、元教え子でプロテニスプレーヤーの錦織圭選手が出場していたウィンブルドン大会で負傷リタイアしたことなどに触れつつ、終始熱いトークを繰り広げ、会場を沸かせました。

そうしたトークの一環として、間近に迫っている五輪の話題が出たのは自然な流れでした。

なんといっても松岡さん自身、元アスリートであり、テレビ朝日系の五輪番組のメインキャスターとしてリオ五輪に臨むことになっていました。

五輪の話題に触れるのは当然と言えます。

そうして何事もなくイベントが終了した後、取材に訪れたマスコミに対して、主催者が言った一言が物議をかもしたのです。

その一言とは「松岡さんが言った五輪の話題は記事にしないでほしい」ということです。

五輪を連想するようなフレーズを宣伝に使ってはいけない

五輪の話題を記事にしてはいけない、とはどういうことでしょう。

これには事情があります。

五輪は巨額のお金が動く世界的なイベントであり、オリンピック・パラリンピックにかかわる商標はすべてJOC(日本オリンピック委員会)やIOC(国際オリンピック委員会)が管理しています。

オリンピック・パラリンピックのエンブレムやロゴなどの商標を勝手に使用としていけないのはもちろん、五輪を連想するフレーズをスポンサーではない第三者が商品の宣伝や販売に無許可で使用するのは厳禁です。

オリンピック・パラリンピックにかかわる商標の無断使用、不正使用などのアンブッシュ・マーケティング(便乗広告)として厳しく制限されているのです。

たとえば、

  • オリンピック・パラリンピックを応援しています。
  • オリンピック開催記念セール
  • 祝・夢の祭典

といった文言は使うタイミングや内容によってはアンブッシュマーケティングと認定される可能性があります。

参考:オリンピック・パラリンピックに関する知的財産等の無断使用および不正使用ないし流用は法的にも罰せられます。

サントリーはリオ五輪のスポンサーではありません。

このため、五輪を連想させるフレーズを広告に使ったとして、アンブッシュマーケティングととられるのを恐れたものと考えられます。

便乗広告と認定されるかどうかは時と場合による

この申し出に対し、マスコミからの反論も出ましたが、もっと驚いたのが松岡さん側。

「そういうことは最初に言ってくれないと困る」と抗議し、主催者側が釈明に追われる一幕が展開されたそうです。

松岡さんのこのときの五輪発言がアンブッシュマーケティングと認定されるかどうか、判定は難しいものの、主催者側が広告宣伝の文言に使ったわけではなく、発言を促したわけもありません。

歴とした五輪キャスターの松岡さんが、イベント時に大会にかこつけたコメントをすることは極めて自然で、商品の宣伝の意図があるようには思われません。

結論から言うと、この発言が問題にされる可能性は低く、主催者側の過剰反応だったようです。

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2016年09月19日 作成
2017年08月31日 更新

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