中国当局が米トランプ大統領の娘で補佐官のブランドの商標登録を会談当日に認可していた

米トランプ大統領が就任してから始めて、中国の習近平主席との首脳会談が行われていた3月6日、まさに会談中のそのさなかに、アメリカ軍がシリアの航空施設をミサイル攻撃していたことがわかり、世界を驚かせました。

これがきっかけになり、北朝鮮問題にも飛び火し、アメリカが朝鮮半島に向けて空母二隻を航行、ミサイルの発射や核実験を北朝鮮が行えば先制攻撃を辞さない姿勢を打ち出し、東アジアの緊張が一気に高まっているわけですが、実は、そんな激動の情勢の中で、もう一つのサプライズが会談中に行われていたことがわかりました。

今度は、中国側によるものです。

目次

中国当局によるトランプ大統領への配慮か

トランプ大統領と習近平首相との会談が行われている最中、中国によって行われたサプライズとは、トランプ大統領の娘であり、大統領補佐官でもあるイヴァンカ・トランプさんが経営するファッションブランドの商標登録が中国当局によって認可されたというものです。

中国当局によるトランプ政権に向けた配慮ではないかと言われています。

実は、これには経緯があります。

トランプ大統領自身、大統領選に出馬するはるか以前、中国ビジネスに進出した際、中国国内での「トランプ」の商標登録を目指し、失敗したことがあるのです。

トランプ氏が、最初に中国当局に商標登録を申請したのは2006年12月のこと。しかし、わずかな差で中国国内の別の人物がすでに商標出願していたため、トランプ氏側の申請は認められませんでした。

その後トランプ氏は裁判で争いましたが、2015年にいったん敗訴が確定しました。

ところが、翌2016年、トランプ氏が大統領選に出馬。

大方の予想に反する活躍でついに大統領の座をつかむと形成が逆転します。

中国当局は、同年末、トランプ氏の商標登録を認める方針を打ち出し、実際に、3か月後の今年3月、商標登録が承認されました。

しかも、中国当局が認めたトランプ氏関連の商標登録は、合わせて121件にも上ることが、メディアの取材で3月10日までにわかりました。

このあからさまな大判ぶるまいに、中国当局によるトランプ大統領の懐柔策の一つではないかとささやかれていたわけです。

そして、今回のイヴァンカ・トランプさんの商標についても、会談当日にあえてぶつけたところを見ても、中国当局からトランプ氏へ向けたメッセージであることは確か。

誤算だったのは、トランプ政権が、シリアへのミサイル攻撃というそれ以上のサプライズを行ったことでしょう。

おかげで、すっかりこの話題が霞んでしまったのは両国によってよかったのかわるかったのか謎です。

参考:
毎日新聞 米大統領補佐官 「イバンカ」商標登録、中国が認可
テレ朝ニュース “イバンカブランド”バッグなど中国政府から承認
ハフィントンポスト イヴァンカ・トランプ」ブランド、習近平氏との夕食会当日に中国で商標登録される
産経ニュース イバンカさんの商標承認 中国、習近平国家主席との夕食会当日
時事ニュース 米大統領長女の商標仮承認=首脳会談の最中に-中国
共同通信 中国、イバンカさんの商標承認習氏との夕食会当日
Recordchina 「TRUMP」の商標で負けたトランプ氏、先越され中国で登録できず―中国メディア
東京新聞 「TRUMP」商標、昨年は却下 当選後 中国、一転「OK」
CNN 中国、トランプ氏の名前の商標権を承認 政治的配慮?
ロイター 中国当局、「トランプ」商標38件を新たに仮承認
産経ニューストランプ米大統領の懐柔狙いか 中国が121件の商標を承認

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次