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ネーミングとロゴをめぐる物語 


ネーミングをめぐる物語「リプトン」

リプトンといえば紅茶ブランドの代名詞的な存在です。

あまりにもなじみ深い名前のため、普段は気にとめることもないと思いますが、そういえば、この名称の由来はどこから来ているのでしょうか。

今回は、紅茶ブランドの登録商標リプトンについてのお話です。

世界に紅茶を広めた英国人の名前

リプトンの由来は、世界に紅茶を広めた人物サー・トーマス・リプトンからきています。

19世紀にイギリス人で活躍した商人で、当時としては画期的な流通を駆使し紅茶商として財をなし、「紅茶王」と呼ばれました。

参考:『リプトン』のネーミングの由来を教えてください。

世界に紅茶を広めたトーマス・リプトンとは

生まれたのは1848年、スコットランドのグラスゴーというところです。

小さな商店を営む両親の下で育ったトーマスは、商人の道を志し、若干15歳で単身渡米し食品店などで修業を重ねて帰国します。

アメリカでの経験によって、チェーン展開と広告が商売繁盛の秘訣だと悟ったトーマスは、帰国して自分の店を開くと2つのことを実践しました。

一つは、奇抜な広告です。

広告についていろいろエピソードがありますが、特に有名なのが巨大なチーズを使ったプロモーションです。

800頭分の牛から獲った生乳で作った巨大なチーズを店頭に飾ったのですから、人目を引くのも当然です。

すっかり名物になったところで、今度はチーズを中に金貨を仕込んだ上で小さくカットし、一斉に売り出しました。

運がよければ金貨入りチーズに当たるかもしれないわけです。

もちろん、チーズは瞬く間に売れ切れました。

宣伝に力を入れるとともに、トーマスがもう一つ実践したのが素早いチェーン展開です。

最初の店が軌道に乗ると、トーマスは儲けをすべて注いですぐに2店目を開店。

2店目も軌道にのってくると、やはりすべての儲けを3店目に注ぎ、というように、チェーン展開に全力を傾け、最初の店の開店からわずか10年で20店に到達したのです。

イギリス国内で食品店チェーンを成功させたリプトンは、次に紅茶事業へ進出します。

このころ、紅茶は裕福な人たちの飲み物でした。

価格が非常に高かったからです。

トーマスは、紅茶を安く手にいれるため、輸入業者やディーラーの手を借りず、自ら産地で買いつけるなどして、従来の4分の1の価格に抑えることに成功。

一般の家庭でも紅茶が飲めるようになり、あっというまにイギリス全土に普及したのです。

後には、自ら紅茶の栽培にも乗り出し、イギリス国内にとどまらず世界中に紅茶を輸出するようになり、いつの間にか食品店チェーンとしてより、紅茶商としての名声が大きくなっていきました。

トーマスは慈善事業に熱心だったことでも知られ、1898年にヴィクトリア女王からサーの称号を授与されます。

このことから、サー・トーマス・リプトンと呼ばれるようになったわけです。

ティーバックを開発したのもリプトン

日本に初めて紅茶が輸入されたのは1887年(明治20年)ですが、ヨーロッパから船で少量が輸入されるのみで、非常に高価なものでした。

本格的に日本で紅茶が普及するのは戦後になってから。

とくに画期的だったのはティーバックが作られたことです。

日本の一般家庭には茶道具はあっても紅茶を入れる道具はありません。

その点、一杯分が小包装になっているティーバックなら、カップに入れてお湯をそそぐだけでおいしい紅茶ができます。

ちなみに、ティーバックを考案したのもリプトンです。

ブレンドした紅茶を一回分の分量に小包装にしたことで、品質の安定化を図るとともに、鮮度が保たれるようにするためでした。

国内でティーバッグの製造を最初に手がけたのもリプトンだったのです。

私たちがいまおいしい紅茶を安く飲めるのも、リプトンのおかげというわけです。

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2016年09月19日 作成
2017年09月05日 更新

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