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ネーミングとロゴをめぐる物語 


ネーミングをめぐる物語「アディダス」

アディダスはドイツのバイエルン州に本社がある世界的スポーツ用品メーカーです。

その元になったのは街の靴職人でした。

社名の由来とともに、一介の靴職人から世界的なスポーツ用品メーカーに躍進した軌跡を見ていきましょう。

兄弟二人で興した会社が前身

アディダスの前身は、1920年にドイツのニュルンベルク近郊ヘルツォーゲンアウラッハで、創業した靴メーカーにあります。

靴職人を父に持つルドルフ・ダスラーとアドルフ・ダスラー兄弟が興した「ダスラー兄弟商会」がそれです。

母親が営んでいた洗濯店の空き部屋を利用し、たった2人での創業でした。

兄のルドルフは販売が得意で、弟のアドルフはモノづくりにたけ、生産を担当。

当初、二人の息はぴったりで、会社は順調に成長しました。

やがて、母国で行われたベルリンオリンピックを契機にスポーツブームが巻き起こりました。

このとき、陸上競技でスター選手だったアメリカのジェシー・オーエンスを口説き落とし、広告塔として起用。

これが当たり、ダスラー社の売上は急増したのです。

戦争が兄弟の間を引き裂く

ところが、その後二人の間に亀裂が入ります。

きっかけになったのはナチス党の台頭でした。

当時、ビジネスをうまく展開するにはナチ党との関係を築くことが重要だったので、兄弟は二人ともナチ党員になりました。

ただし、そこには温度差があり、会社のためにやむなく党員となった弟のアドルフと、ナチよりの立場をとった兄ルドルフの間でしだいに意見の対立が顕著になります。

二人の確執はヨーロッパ全土を巻き込んだ大戦とドイツの敗戦という苦難の時代の中でいつしか決定的になり、創業から28年後の1948年、兄ルドルフは会社を去ります。

兄のルドルフがダスラー社と川を挟んで真向かいに工場を建てたことから、後に、兄弟の確執は地域を巻き込んだ争いに発展します。

町には小学校が二つありましたが、子どもたちがどちらの学校に通うかは、親がどちらの工場に働いているかによって決まったそうです。

小学校のサッカーの試合でも、子どもたちはそれぞれの靴を履いて次第に挑み、ブランドの威信をかけて闘ったというほどです。

社名の由来は創業者の愛称

さて、社名の由来です。

兄が去ったあとダスラー社に一人残ったアドルフは、社名を変えることにしました。

アディダスの誕生です。

社名の由来は、自身の名前、アドルフの愛称であるアディと旧社名であり苗字でもあるダスラーをつなげたものです。

靴職人だった父親の系譜を引き継ぎつつ、兄弟で興した会社を今後は自分ひとりで率いていく決意を社名に込めたのかもしれません。

なお、会社を去った兄ルドルフが新しく興した会社はPUMAです。

こちらも世界的なスポーツ用品メーカーに躍進しました。

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2016年09月19日 作成
2017年05月04日 更新

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