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ネーミングとロゴをめぐる物語 


ロゴをめぐる物語「トンボ鉛筆」

トンボ鉛筆は2013年、創業100年を記念し、現在のロゴ商標を新しく制定しました。

同社にとって社名でありシンボルでもあるトンボの図案を踏襲しつつ、新たな飛躍を喫する新デザインを採用したということです。

小中学生のころ、誰もがお世話になったトンボ鉛筆。

毎日の授業でも試験でも、金色のトンボマークが勉強の伴だった・・・と思ったら、実はロゴ商標からトンボの図柄が消えていた時期もあったことをご存知でしょうか。

いったいトンボ鉛筆のロゴ商標がトンボでないなら何だったのか。

ロゴ商標の変遷から現在の新ロゴが制定されるまでを追ってみました。

トンボマークは鉛筆だけだった

トンボ鉛筆の製品に始めてトンボのマークが登場するのは1927(昭和2)年のこと。

最高グレードの製品を際立たせる目印としてトンボの図案を採用した鉛筆を発売したところ人気になりました。

設立から14年後のことです。

以降、トンボのロゴ商標は同社の代名詞となり、多くの製品に採用されたのです。

なお、このときのトンボはすべて下向きで、当初から英語表記のTOMBOWが使われていました。

1957(昭和32)年、業容が拡大し、製品も鉛筆にとどまらない総合筆記具メーカーに拡大していたことから、ロゴの刷新を図ります。

デザインを担当したのは日本におけるグラフィックデザイナーの草分けとして知られていた故河野鷹思氏。

出来上がってきたのが第二代ロゴ商標です。

トンボマークが写実的なデザインから図案化されたシックなタッチになっています。

現在、多くの人の記憶に残るトンボのロゴマークと言えば、おそらく河野氏デザインのロゴ商標ではないでしょうか。

1970年頃になると、MONO消しゴムやスティックのりPiTなど筆記具意外のヒット商品が続々と誕生。新たな製品ブランドを育成していく一方で、トンボマークは鉛筆類のみに限定されていきました。

やがて鉛筆の需要そのものが減ってきたこともあり、1995年、ついにロゴ商標からトンボの図案が消えたのです。

新図案は英語表記のTOMBOWのみのシンプルなデザインで、Wをかたどった2つの三角形の構造がトンボの羽を連想させます。

この図案はしばらく使われていましたが、2010年、一部の製品でトンボのデザインが復活。

それが現在の新しいトンボマークでした。

以降、新ロゴの導入を順次進め、約7割の製品で新ロゴへの移行が完了した2012年、新ためて現在のトンボのマークをコーポレートデザインとして制定したものです。

新しいロゴ商標は世界統一商標として、日本国内ではもちろん世界58カ国で商標登録が完了しています。

新ロゴではトンボが上向きに変化

新しいロゴ商標では、シンボルマークであるトンボが上向きになりました。

トンボの羽の形は「∞(無限大)」を表し、100周年を迎えてさらに100年後の未来へと、無限の領域へ無限の成長を遂げるという思いが込められています。

往年のロゴは図案化されたシックなデザインでしたが、新ロゴでは手描きのニュアンスをあえて残したことで生まれた柔らかい曲線の風合いが採用の決め手になったということです。

参考:
株式会社トンボ鉛筆

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2016年09月19日 作成
2017年09月07日 更新

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