ロゴをめぐる物語「マクドナルド」

日本にパン食文化を定着させたといっても過言ではない、マクドナルド。

いわずと知れた世界最大のハンバーガーチェーンです。

遠くからでもそれと分かる象徴的なMの看板が印象的です。

世界共通のロゴなので、海外旅行に行った先でふと見かけることも多いはず。

日本の企業ではないのに、なぜかちょっと安心してしまう人もいるでしょう。

世界中の人が知っている、あまりに有名な商標ですが、実は働いている人さえ知らなかった真実があったのです。

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マクドナルドのMマークはMではない

マクドナルドの登録商標であるおなじみのMのマーク。

そこに隠された真実とはなんでしょう。

実は、あのMマークはアルファベットのMではないのです。

英語でマクドナルドは「MacDonald」ですから、その頭文字から取ったのだろうと勝手に思っていただけで、店側はそんな説明をしていないはずです。

あくまで私たちの思い込みに過ぎません。

「M」でないならあの形状はいったいどこからきているのでしょう。

答えは、アメリカのシカゴにあるマクドナルド1号店の建物にあります。

ロードサイドにあるその店は、店舗の両端の地面から屋根に向かって伸びる巨大な金色の2本のアーチが象徴になっていました。

自動車などで通りかかるとき、横から見ると2本のアーチが重なって見えます。その様をロゴマークとして採用したのです。

遠くからでも店の位置を確認できる抜群の宣伝効果にあやかったというわけです。

働いている人さえ知らなかった

マクドナルドの「M」マークは、本当は「M」マークではない。

これが真実です。

けれど、どう見たって「M」ですから、言われなければ勘違いして当然です。

会社側では、商標の由来について、特に公表していなかったので、世間的に知られていないのはもちろん、お店で働いている従業員でさえ知らない人も多いそうです。

あるテレビ番組で「世の中の9割が知らない話」として取り上げられたことから、やっと知られるようになりました。

現在ではマクドナルド側でもロゴの由来を説明しています。

参考:日本マクドなるど公式サイト、よくある質問より

商標の由来を説明しなければならない、などという決まりはありませんし、会社としてもブランディ上、特に説明する必要性がなかったのでしょう。

私たちにとってあまりに身近な存在になったお店ですが、まだまだ知らないことがあるものです。

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