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ネーミングとロゴをめぐる物語 


ロゴをめぐる物語「コクヨ」

1905年創業のコクヨのロゴ商標は、最初、漢字でした。

時代の変遷にしたがって製品のジャンルが広がり、様々な商標ができてロゴも増えていきました。

あまりにも商標が多岐に渡ったため、ブランドイメージを統一するために現在のロゴに統一しています。

コクヨのロゴ商標が現在の形になるまでの変遷とはどのようなものでしょうか。

最初の商標は朝日にサクラのデザイン

1905年の創業時にまだコクヨの商標はまだ使っていません。

当時は社名を「黒田表紙店」と言いました。帳面の表紙だけを作る店だったからです。

その後、表紙だけでなく一冊丸ごと生産するようになり、商品のジャンルも伝票や便箋、複写紙などになり、また和帳簿から洋帳簿の生産へと大きく変化していきました。

1914年になって社名を「黒田国光堂」に改称し、同時期、商標として「国誉」を定めたのです。

「国誉」の商標には「郷里の誉れ」になるように、という願いが込められているそうです。

商標の由来については、ネーミングをめぐる物語「コクヨ」で詳しく解説しています。

商標として「国誉」が誕生したとき、最初のロゴも誕生しています。

最初にできたロゴ商標は、朝日と桜を背景に國譽の二文字を中央に配したものです。

朝日に桜の図案のモチーフになったのは、本居宣長の短歌「敷島の大和心を人問わば朝日に匂う山桜花」です。

日本の心を詠んだものであり、国の誉れになるという商標に込めた思いと重なります。

漢字は戦前に使われていた旧字体で、読みも当時の風習にならって右から左だったのです。

國譽からコクヨへ

様式帳簿の普及により、横書きの表記が英語式の左はじまりになっていったのと合わせ、ロゴの文字も左はじまりに変更しています。

昭和になると、商標は漢字からカタカナ表記のコクヨに変更となりました。

これにしたがい、ロゴマークも漢字の「國譽」からカタカナの「コクヨ」になっています。

朝日に桜のデザインの伝統的デザインはそのままです。

ロゴ商標の乱立時代

1960年代になると、コクヨの業容はさらに飛躍的な変化を遂げました。

それまで紙製品を中心にしていたのが、文具、オフィス家具、コンピュータサプライなどに広がっていったのです。

これにともない、商品分野ごとにたくさんのロゴマークが生まれました。

KOKUYOの頭文字、Kをあしらった文具製品ロゴ商標。

ダックスフントをモチーフにした意匠製品ロゴ商標。

矢印を図案化したコンピュータサプライ製品ロゴ商標。

樽型の地にカナカナでコクヨが白抜きされたスチール製品ロゴ商標、などです。

伝統的な朝日に桜のロゴ商標は、紙製品に継続して使われています。

CIを導入し統一デザインのロゴに集約

商品分野が増えるたびに新たなロゴが作られていったために、ロゴ商標があまりにも増え過ぎ、しかも、それぞれのデザインコンセプトがバラバラでした。

1980年にCI(コーポレイト・アイデンティティ)を導入し、1年かけてシンボルマーク、コーポレイトカラーなどを統一しました。

このとき、私たちになじみ深いKOKUYOのロゴが誕生しています。

KOKUYO のロゴは、1981年から2007年まで使われ、黒い太字の力強いアルファベットと、Kにデザインされた赤の三画が特徴的です。

現在の新ロゴは躍動感がテーマ

創業100周年を迎えた2005年を第二の創業期と位置づけ、1981年から使われてきたロゴ商標の刷新を行いました。

新しい図案はアルファベットのKOKUYOを継承し、滑らかなラインと陰影をつけた3D風の未来型のデザインが特徴的です。

躍動感をテーマとし、先進、独自、活気の雰囲気を軽快で柔らかい線に表しているということです。

また、アルファベットが連結しているのは、絆を表しています。

なお、朝日に桜の伝統的なロゴ商標について、商品に使われることはなくなりましたが、なくなってしまったわけではありません。

現在でも社章として使われ、記念行事や祝事のときに活用されているということです。

参考:
コクヨ

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2016年09月19日 作成
2017年09月05日 更新

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