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化粧品の登録商標 


番外編 – 意外な商標

化粧品として商標登録されている商品名、ブランド名、企業名、店名にはどのようなものがあるのか探している中で、意外な商標をいくつか見つけました。

おおよそ化粧品の商標とは思えないもの、あるいは、商標登録されているとは知らずに、ついつい使ってしまっている名称・用語などです。

化粧品として登録されている商標の中で、番外編として、意外な商標についてまとめました。

つい使ってしまいそうな商標

化粧品の商標として、商品名やもとより、広告やパッケージでつい使ってしまいそうな商標を集めてみました。

ファンデ

「ファンデ」を商標登録しているのは老舗化粧品メーカーの伊勢半です。

登録したのは昭和30年(1955)。現在も継続中。指定区分は第3類、商品は香料類、吸香、におい袋、香水類、フケ取り香水、髪膏、おしろい、化粧下です。

当時はそれほど汎用的な用語ではなかったのでしょうか。

現在、伊勢半が「ファンデ」を化粧品の商標として使っているかどうかは不明です。

ISEHAN

シリコーン

「シリコーン」を商標登録しているのは、明治36年(1903)創業という、こちらも老舗化粧品メーカーのクラブコスメチックスです。

商標登録したのは昭和30年(1955)2月22日。現在も継続中。

指定区分は第3類、商品は香料類、におい袋、吸香、化粧品(化粧用染料及び化粧用顔料を除く)。

ちなみに、シリコーン(silicone)は有機ケイ素化合物の重合体の総称で、伸びがよくべたつかない肌触りを実現するための分散剤として化粧品にも使われます。

かつては、アメリカの大手メーカー、ゼネラル・エレクトリック社の製造するケイ素樹脂の商標でしたが、現在は一般名称化しているとされます。

クラブコスメチックスで、現在でも「シリコーン」を化粧品の商標として使っているかどうかは確認できませんでした。

CLUB COSMETICS

ダブル

「ダブル」を商標登録しているのは、ジュジュ化粧品。会社概要を見ると平成25年9月設立になっていますが、これは、同年に化粧品事業と不動産事業に分割した際、化粧品事業を新会社として新設したためで、そもそもは、1946年(昭和21)創業の老舗化粧品メーカーです。

商標登録したのは昭和30年(1955)3月31日。現在も継続中。指定区分は第3類、商品は化粧品(化粧用染料・化粧用顔料を除く)、植物性天然香料、動物性天然香料、合成香料、調合香料、精油からなる食品香料、におい袋、吸香です。

ジュジュ化粧品の商品の中に、「ジュジュダブル クレンジング」などが見当たります。

ジュジュ化粧品株式会社

ミラクル

「ミラクル」を商標登録しているのは、東京美化学研究所。

創業は昭和26年。

会社設立以来、「広告宣伝は一切行わない」というポリシーを持った不思議な会社です。

商標登録したのは会社設立よりさらに2年前の昭和24年(1949)6月29日。現在も継続中。

指定区分は第3類、商品は香料類、吸香、におい袋、香水類、フケ取り香水、香水、人造じゃ香、香油、髪膏、おしろい、化粧下です。

化粧品の商標としては、「マチス ミラクルワンダーリップ」、「スティックエッセンスミラクル スティックルナ」などの使用状況が確認できます。

東京美化学研究所

シルク

「SYLK(シルク)」を商標登録しているのは、世界的な日用品メーカーであるP&G。

商標登録したのは昭和35年(1960)12月15日。

現在も継続中。指定区分は第3類、商品は香料類、吸香、におい袋、化粧品(化粧用染料・化粧用顔料・染毛剤を除く)です。

同社が現在も化粧品の商標として、「SYLK」を使用しているかどうか確認できませんでした。

P&GJAPAN

スッキリ

「スッキリ」を商標登録しているのは、大正10年創業の食品・油化メーカーのミヨシ油脂。

商標登録したのは昭和40年(1965)9月9日。

現在も継続中。指定区分は第3類と30類の2区分、商品はせっけん類、歯磨き、化粧品、香料類、薫料(香料類<薫料を除く)、ならびに食品香料(精油のものを除く)です。

同社が現在も化粧品の商標として、「スッキリ」を使用しているかどうか確認できませんでした。

ミヨシ油脂

商標 指定区分 出願人 出願日 登録日 ステータス
ファンデ 3 株式会社伊勢半 1954/5/20 1955/5/20 係属 / 存続-登録-継続
シリコ-ン 3 株式会社クラブコスメチツクス 1954/2/18 1955/2/22 係属 / 存続-登録-継続
ダブル 3 ジュジュ化粧品株式会社 1954/6/18 1955/3/31 係属 / 存続-登録-継続
ミラクル 3 株式会社東京美化学研究所 1947/11/19 1949/6/29 係属 / 存続-登録-継続
SYLK 3 ザ プロクター アンド ギャンブル コンパニー 1959/11/30 1960/12/15 係属 / 存続-登録-継続
リラツクス 3 ジュジュ化粧品株式会社 1962/3/27 1963/6/28 係属 / 存続-登録-継続
スッキリ 03 30 ミヨシ油脂株式会社 1964/5/1 1965/9/9 係属 / 存続-登録-継続

化粧品らしくない商標など

次に化粧品らしくないちょっと変わった商標や、一般名称に限りなく近い商標などを集めてみました。

ライン

「LINE\ライン」を商標登録しているのは、これも再び登場、老舗化粧品メーカーの伊勢半です。

登録したのは昭和39年(1964)8月18日。現在も継続中。

指定区分は第3類、商品はせっけん類、歯磨き、化粧品、植物性天然香料、動物性天然香料、合成香料、調合香料、精油からなる食品香料、薫料です。

昭和30年代ならこのような一般名称でも商標登録できたのでしょう。

ただし、さすがにもう通用しないのか、現在、無効審判中です。

お嬢さん

「お嬢さん」を商標登録しているのは、1925年設立の化粧品メーカー、ハリウッド(ハリウッド化粧品)です。

登録したのは昭和39年(1964)4月2日。現在も継続中。

指定区分は第3類、商品は化粧品、香料類、せっけん類、歯磨きです。

同社が現在も化粧品の商標として、「お嬢さん」を使用しているかどうか確認できませんでした。

それにしても、「お嬢さん」て。何でも商標登録してみるものです。

ハリウツド化粧品

化粧品の商標で「禅」とはまた風変りですが、商標登録しているのは、大手化粧品メーカーの資生堂。

登録したのは昭和40年(1965)7月17日。

現在も継続中。

指定区分は第3類、商品はせっけん類、歯磨き、化粧品、植物性天然香料、動物性天然香料、合成香料、調合香料、精油からなる食品香料、薫料です。

「禅」はオーデコロンの商品名として使用中。

商品説明によると、「日本の伝統と心を表現した、優雅な香りのフレグランス」ということで、それならこのネーミングも納得です。

資生堂

スキー

「スキー」という、これまた化粧品の商標としては不思議な商標を登録しているのは、歯磨き製品とオリジナル化粧品を開発している日本ゼトツクという会社です。

登録したのは昭和39年(1964)6月5日。現在も継続中。

指定区分は第3類、商品は歯みがき、化粧品、香料類です。

スキー用の化粧品ということでしょうか。

同社が現在、「スキー」という商標を化粧品で使用しているかどうか確認できませんでした。

日本ゼトック

白白白

「白白白」という変わった商標を登録しているのは、青木弘さん。

登録したのは平成17年(2005)3月25日。

現在も継続中。指定区分は第3類、商品は「やっぱりそうだろう」という感じの美白化粧品です。

「白白白」は、化粧品の製造販売を行うエア・ウォーター・ゾルという会社のスキンケアシリーズのブランド名。

読みは「はくはくはく」です。

確認できませんでしたが、青木弘さんはおそらくこの会社の関係者でしょう。

エア・ウォーター・ゾル株式会社

商標 指定区分 出願人 出願日 登録日 ステータス
LINE\ライン 3 株式会社伊勢半本店 1963/5/24 1964/8/18 係属 / 存続-登録-取消 / 無効審判中
お嬢さん 3 ハリウツド株式会社 1963/2/5 1964/4/2 係属 / 存続-登録-継
3 株式会社資生堂 1964/3/11 1965/7/17 係属 / 存続-登録-継続
スキ- 3 日本ゼトツク株式会社 1963/1/7 1964/6/5 係属 / 存続-登録-継続
白白白 3 青木 弘 2002/7/10 2005/3/25 係属 / 存続-登録-継続

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2016年12月23日 作成
2017年11月16日 更新

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